IRRの例外(2)

・おかしな数値が算出されることがある
IRRの計算の仕組み上、キャッシュフローが赤字になる年が多いと、値が計算できなかったり、おかしな値が算出されることがあります。
不動産投資の期間中に、賃料収入から諸々の経費を差し引いてキャッシュフローが赤字になるというのは、よほど小規模な物件や高金利のフルローンで投資をしているケース以外、ほとんど見られないようですから、それほど大きな問題ではありません。
ただ、感覚値と算出されたIRRを比べてみて何かおかしいな、ということはよくあるようです。
その場合は、産出された数値を疑うことも必要になってきます。

・リスクの高い物件ほど高IRRとなる傾向がある
IRRの問題点の一つとして、リターンを定量的に計測することはできますが、リスク要素が考慮されていないという点があります。
不動産に限らず世の中の投資案件は、ハイリターンを謳う陰にハイリスクが潜んでいるものです。
空室リスク、価格下落リスクの高い物件でもIRRは高く算出される傾向がありますので、IRRの値とその裏に潜む定性的なリスクを天秤に掛け、リスクリターンを自分の感性で考える必要があります。